モバイルWiMAXルータ Aterm WM3500R(SO)

これもずいぶん前、昨年12月のことですが、So-netモバイルWiMAXに乗り換えました。で、それまで契約していた@nifty WiMAXは、とりあえず二段階定額のプラン(使わない月は400円弱)に切り替えて、後に解約しました。

乗り換えの理由のひとつは、自宅兼作業場のメインのプロバイダを@niftyからSo-netに切り替えてしまったので@nifty WiMAXにこだわる理由がなくなったこと。もうひとつの理由はSo-netモバイルWiMAXNECAterm WM3500R(Wi-Fiルータ)レンタルの取り扱いをはじめたことです。

@nifty WiMAXと契約した時点ではUSB端末を選んだのだけど、これは当時のWiMAX Wi-Fiルータはバッテリー持続時間が3〜4時間程度(カタログ値)の機種しか存在しなかったためあまり実用的では無いものと判断したのが主な理由。PCのみで利用するのであれば、USB端末のほうがバッテリーの管理などを気にしないで済むので気楽に使うことができる。値段も安かったし。

でも2010年11月下旬に、魅力的なWiMAX Wi-Fiルータが発売されました。NECAterm WM3500Rです。内蔵バッテリーだけで最大8時間動作可能、ということになっていて、サイズも十分小さい。これ新品を単品買いすると、当時で3万円くらいしたはずですが、どこかのMVNOサービスと契約するのと同時に購入すると安く手に入れることができる。12月中旬ころにSo-netモバイルWiMAXでも、当時はレンタルのみでしたがWM3500Rの取り扱いをはじめたので、そちらと契約することにしました。レンタル料が11か月分無料で、WiMAXの利用料も11か月分は少し安くなります。この種のモバイル機器は、1年も使っているとバッテリーが消耗したりしてくたびれた感が出てしまうと思われるので、1年くらいで解約し、返却することになろうかと思います。最低利用期間が6か月だったかな、縛りがあったのですが、初期費用がかかりませんでしたから妥当な料金設定かと思いました。

使ってみた感想

まず設定時に、Wi-Fi側のネットワークアドレスを変更したり、DHCPで払い出すアドレス範囲を変更したり、何かちょっとした変更するたびにいちいちルータが再起動を要求してきます。本来、再起動をしなくてはならないような場面なんて、ファームウェアの更新時を除くとあまり無いはずなんですけどね。どうしてこういう設計にするのだろうか。

あと使用時、Wi-Fiモードで利用していると、ときどき通信不能状態になります。どうもWi-Fiのあちら側(ルータ側)でおかしくなっている印象を受けました。Wi-Fiではコネクトしていることになっているのに、何かのはずみで突然、インターネットへの接続ができなくなります。こうなると、Webブラウザを使ってルータの設定画面に入ることすらできません。それでもWiMAXの接続は維持できているみたいで、Wi-FiをあきらめてUSBケーブルで接続してやると何事も無かったかのように、ふつうに通信することが可能です。WM3500Rのファームウェアは何度か更新されていますが、機能追加がメインなようで、どうもこのWi-Fi区間の不安定さは改善されていない印象を受けます。NECさん、もうちょっと、どうにかしていただけるとうれしいです。

バッテリーの持ちは良いし、電波の感度も悪くないし、スループットも気になるほど遅くは無いし。正常に動いているときはとても気持ちよく使えています。

今から買うのなら

昨年12月時点では、まだ発売直後ということでこの機種を扱っているMVNOサービスが限られていたのですが、今は、たいていのMVNOで扱っているのではないでしょうか。MVNOで取り扱っているWiMAX機器は、端末購入元以外のMVNOサービスでは利用できないよう制限をかけられている場合が多いのですけれど、WM3500Rの場合は、他の機種と比べ、制限無しの状態で販売されているケースが多いような気がします。私の使っているのはSo-netのレンタル品で WM3500R(SO) というSo-netモバイルWiMAX専用品なのですが、いまSo-netで“販売"しているもの(レンタルでないもの)は、どうも他MVNOでも利用可能な汎用品のようです。

現在、So-netではWM3500Rを端末価格0円で契約できるキャンペーンをやっています(5月末まで)。通常品のWM3500Rは「黒」「白」「赤」の3色だけなのですが、So-netのキャンペーンではこれに加え「モモピンク」が選べます。モモちゃんのイラストが入っていて、ちょっとかわいい。