GALAXY Tab を衝動買い

また今回もちょっと前のハナシです。2月頃、ドコモショップSamsung GALAXY Tab (SC-01C) を衝動買いしました。

GALAXY Tab が、ときどき、極端に安い値段(0円とか)で出回っている、というのは耳にしていました。チャンスがあったら欲しいなあ、とも思っていました。ある日、たまたま外出先で、そこの最寄りのドコモショップに電話して GALAXY Tab の値段を聞いてみたら、「新規で2万5千いくらか(←値段の詳細は忘れた)です」「でも、明日からキャンペーンで台数限定、新規5000円で販売します」なんて言われてしまったものですから。

その時点でモバイルWiMAXルータを使っていたので、GALAXT Tab を買ったときには、基本的には自宅でも外出先でも、Wi-Fiのみの最低料金で運用することを考えていました。この場合の維持費は 基本料金780円(タイプシンプル・バリュー & ファミ割MAX50適用) + パケホーダイ・シンプル0円(全く使わない場合) + SPモード315円 → 合計1095円/月。2年間支払うものとして、約25000円くらいのローンを組んで、金利ゼロで払う感じの料金設定です。非常時(山奥で事故、とか、なんかへんなものが見つかって入院、などのとき)には、料金は追加になるけれどドコモ3Gの電波が利用できるので安心です。これはいい。

そんなわけで、翌朝10時の開店にあわせて電車でその店に行き、買って来ましたよ。おまけのケースと、なぜか商品券5000円分までいただいちゃいました。商品の代金にはたまっていたドコモポイントを充当したので、実際に支払ったのは、契約事務手数料の3000円(後から請求が来た)のみです。

タブレット端末が欲しかった理由

iPhone 3GS を使っていて、それ以前に利用していた歴代のWindows Mobile機と比べ、おおむね満足していました。常時持ち歩くのに苦にならない薄さだし、購入前に懸念していたソフトウェアキーボードの使い心地も、慣れればけっこうなんとかなりました。アプリは豊富だし比較的探しやすい。AppStoreでアプリのインストールとアップデートが簡単にできるのは、地味だけど画期的に便利な仕組みだと思う。バッテリーの持ちはあまり良くない。ソフトバンクの電波には残念な思いをすることも多い。しかし、こいつさえ持っていれば最低限どうにかなる感じ。

でも、どうしても使い方でカバーできない苦手分野がありました。それは画面が小さいことに起因することで、私の場合、次の2点で困りました。

まず、電子書籍の一部。雑誌の誌面を単純にPDF化したようなものものは、読みにくいです。例えば Fujisan.co.jp扱いの雑誌Software Design電子版 なんかがこれに該当する。同じ電子書籍の範疇に含まれるものであっても、アプリとして売っているものはたいてい ePubか何かのデータ + そのビューア が一体化した構成になっているみたいで、こちらはiPhoneで読みやすいようにレイアウトが調整されていて、ふつうに読めるんですけどね。

あと オライリーで書籍のPDF版を扱っている のでいくつか買ってみたのだけど、iPhoneで読むのは困難でした。ピンポイントで何かを調べ、一部のページを拾い読みするだけであればなんとかなる。それを常時携帯していられる安心感はありました。でも、数ページの単位で読もうとすると、かなり疲れる。自宅にかかえている参考本を(いわゆる自炊で)PDF化し、いつでも参照できるようにしておこうという計画も考えていたのですが、それにはもうすこし大きめな画面を持った端末がないときびしいと感じていました。

もうひとつは、sshでのログイン端末としてiPhoneを使うときに不便なこと。画面が狭いため文字が小さくなり、何が表示されているのか、ほとんどわからない。文字サイズを大きくすれば読みやすくはなるけれど、こんどはその周囲に書いてあるものが一覧できなくなり、これはこれで使いにくい。いくらコマンドラインインタフェースとは言え、アルファベットにして80文字×25行程度の表示領域が確保できていないと、作業性は極端に落ちてしまいます。何かのときにプロセスやサーバを再起動する程度には使える(そしてその環境を常時携帯できることの意味は大きい)ものの、それ以上のことをやろうとするのは無理がありました。

このあたり、どこまで使用に耐えられるかという限界は、私の使っているiPhone 3GSと、高精細液晶(Retina Diaplay)を載せているiPhone 4とでは違ってくるのかもしれません。また、私の視力の問題もあるので、誰もが同じ判断をするとは思いません。でも私は、それひとつ持っていればだいたいの仕事がこなせる、最低限の端末が欲しいと思っていました。iPhone 3GSは便利だし手放せないけれど、これは小さすぎる。タブレット端末であればそれがかなえられるのではないだろうか、そう思いました。

なぜ GALAXY Tab にしたのか

iPhoneを使っていて画面サイズに不満がある、のであれば、素直に考えればiPadがまず候補にあがります。同じiOSでアプリも共通に使える(再購入しないでiPhoneiPadの2台にインストールできる)ものが多く、使い勝手も想像がつきます。きっと便利なんだろうな。でも重量が700gくらいあるんですね。これは軽量なノートPCに近い。

実はiPhone 3GSを、外出先だけでなく自宅でもけっこう使っていたのですが、そのほとんどが寝転びながらの利用だったんです。自宅にいて起きている時なら、デスクトップPCを使うほうが、画面が広いし便利ですからね。iPhoneゴロ寝運用では、主にGoogle Readerとメールと2chビューアを使っていました。直接仕事に関係するかどうかわからないけれど、読んでおきたいものが中心です。そのゴロ寝運用にも利用する予定の端末としては、700gは、ちょっと重すぎるんじゃなかろうか。iPadに興味はあったものの、費用対効果を考えると、あまり購入したくなりませんでした。

それに対して GALAXY Tab、画面サイズは7インチと、小さすぎず、まあ手頃な大きさかと思います。解像度ではiPadに少々負けますが、大差ありません。気になる重量は400g弱。これはiPad(当時)の半分強の重さで、このくらいだったらゴロ寝運用しても大丈夫かなと思える重さでした。また、Android端末というものにも興味がありました。iOSと比較してどのように違うのか、実際に使って体験しておきたい。

そう思っていたところ、目の前に、手頃な値段で GALAXY Tab を入手できるチャンスが到来したわけです。その時点で、ちょっと調べればわかることはだいたい調べ尽くしており、きっかえさえあればいつでも衝動買いするだけの準備はできていました。で、あとはまあ、ゴホンゴホン、というわけです。